このブログの目的は、「大人に使って欲しいバッグを作ろう!」あなたが、「トートバッグを作るのって簡単そう、作ってみよう!」になる情報をお届けします!!
ある日、メルマガに韓国製の生地 ヌビ キルティングの情報がありました。
韓国製の生地が珍しく、つい触れてみたい気持ちになりました。
「さらっとした肌触り、使い込むほどに味わい深くなじみます」
の説明です。
いろんな物づくりに手を出して、楽しんでいる私ですが、縫い縫いは苦手だな
あ・・という意識です。
でも今回は、生地に魅せられてトートバッグを作ることにしました。
ヌビ キルティング生地
50cm単位販売 幅広130cm巾 7mm幅 全8色
生地を実際手に取ったとき、生地の心地よい感触に
「トートバックをつくろう!」
やる気になりました。
生地の良さを優先して、デザインはシンプルにすることにしました。
目 次
(1)目 的 なぜトートバッグを作るのか
(2)生地の紹介
(3)制作の行程
①製 図・裁 断
②持ち手作り(同じ布で持ち手を作る場合)
③表生地と裏生地を縫う
(4)市販の持ち手を使う場合
完成したトートバッグ
(1)目 的
大人に使って欲しいバッグを作ろう!「トートバッグを作るのって簡単そう、作ってみよう!」をお届け
トートバッグと言えば、幼稚園生や小学生の必需品のイメージです。
給食着や上履きなどを入れて、持ち運びに使うバッグというのが、トートバッグといったところです。
でも、そのトートバッグが高齢の人たちにも必需品になっています。
何故か・・?
私が起業した「講習と手作り雑貨の店」の受講生を見ていて、そう思うようになった訳です。
どう言うこと・・?
それは、人生の後半にも、学びの時期が到来することを意味しています。
子育てが終わり、会社も定年退職という時期は、人生の再スタートという転換期になります。
多くの人が、何かに取り組み始めます。
スポーツをするにしても、物づくりをする、知識を得るため〇〇教室に通うことにしても、これまで使っていたバッグとは、用途が違ったバッグが、必要になるんですね・・。
そうです!このとき選ぶのがトートバッグなんですね。
だけどです・・人生を築いてきた高齢期の人にとって、幼稚園生と同じトートバッグは、使いたくないはずだと思うわけです。
それに持ち運びする用具も違います。
水彩画教室に行くには、スケッチブックの入るバッグ、編み物教室には、毛糸や編み棒などが入るバッグなどなど・・です。
そこで、「大人に使って欲しいバッグを作ろう」と意気込んでいる訳です。
言うなれば、大人のレッスンバッグだから、余計な飾りはいらないけど、どこかにおしゃれが感じられて、使うのが楽しいバッグじゃないといけないと考えました。
結果・・・ポイントは、生地だ!
(2)生地の紹介
(3)制作の工程
1.製 図・裁 断
表生地 ヌビキルティング
裏生地 ハワイアンキルト生地
出来上がりサイズ:縦30㎝×横45㎝×マチ5㎝
①表生地と裏生地を上記の型紙のように裁断します。
2枚とも同じサイズで裁断します。
②表生地で持ち手も裁断します。
持ち手:7㎝×42㎝ 2枚裁断します。
2.持ち手作り(同じ生地で持ち手を作る場合)
①用意した生地は、[50cm単位販売 幅広130cm巾 7mm幅]で販売され ている物です。この生地の容量で出来上がりサイズのバッグが2個できます。
ただ、同じ生地で持ち手作る場合は、1個は小さくして、持ち手分を別に裁断します。
②裁断した持ち手を縫いましょう。
出来上がりサイズ:幅2.5㎝×長さ42㎝
●裁断した生地を左右1㎝たたんでアイロンをかけます。
キルティング生地なのでスチームの方が効果的です。
●さらに半分に折って、2.5㎝幅にしてアイロンをかけておきます。 幅が 広いところ、狭いところがないか確認します。
●左右の端0.2㎝のところを直線縫いします。
●完成です。もう一枚も同じように縫ったら持ち手の完成です。
3.表生地と裏生地を縫い合わせ袋状にする。
表生地&裏生地 同じサイズです。
㋑表地と裏地を中表に重ねます。
㋺2で作成した持ち手を表地と裏地の間に挟みます。
㋩表生地と裏生地を中表に合わせ、端から1㎝の所を直線縫いします。
㊁表地と裏地がくっつきました。
㋭ ㋩で縫った部分を中央に持ってくると表地と裏地がそれぞれに二つ折りの形になります。
・縫い合わせた部分は、それぞれ外側に倒し、アイロンをかけます。
㋬生地の左右両端に縫い代1㎝を直線縫いします。
㋣裏地の左右どちらかに返し口を10㎝ほど縫わないであけておきます。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
4.マチを作くる
㋑表地と裏地の両端にある縫い代1㎝の所を縫い、この縫った部分が中央にくるように折り目を変えます。
㋺表地と裏地に2カ所ずつ角ができます。
㋩縫った部分は、生地を外側に倒してアイロンをかけます。
㊁縫い目の片側2.5㎝、合計5㎝のところを直線縫いをします。
※4カ所同様に縫います。
㋭縫い目から1㎝ほどのところを切り取ります。
㋬同じように4カ所繰り返すと、5㎝のマチが4カ所できます。
㋣縫わないで残しておいた返し口から生地を引っ張り出して、表に返します。
㋠返し終わったら、返し口を手縫いで縫い、裏地を表地の中にしまいます。
㋷袋口周辺にアイロンをかけます。
㋦袋口の端から0.2㎝と2㎝のところを一週縫います。
完成です!!😁
(4)作り方その2
市販の持ち手を使う場合
用意した生地の量によって、持ち手の分が取れなかった場合、市販の持ち手を使用することになります。
今回、私は楽天市場で購入した合皮シュリンク持ち手 を使用しましたので、紹介します。
購入先楽天市場 クラフトバッグ・ポーチ材料 合皮シュリンク持ち手
シュゲール https://item.rakuten.co.jp/shugale/538404/?s-id=sd_browsehist_search
上記の持ち手は、25㎜巾×60㎝のサイズです。
同じ素材で20㎜巾×40㎝サイズのものがあります。
1.持ち手をつける準備
袋の部分は、制作の工程と同じです。
持ち手の付け方が違いますので、その部分を説明していきます。
①返し口から生地を引っ張り出して、表に返します。
②袋口をアイロンできれいに押さえ、縫いやすくします。
③袋口から0.2㎝と2㎝のところを一週縫います。
2.持ち手を付ける
表生地と裏生地を選ぶときのポイントにしたのが、生地が主役のトートバッグをつくることでした。
表生地は、手触りが温かくて、気持ちが良いといった感想です。
裏生地は、パッと気を引く色彩や柄のものを選びました。
さらに、リバーシブルに使えるともっと楽しい!
そこで、持ち手は表と裏が同じ表情をしている物にしました。
①持ち手の先端は表地の上だけに出すのではなく、裏地にも同じ形の縫い付け部分を出すために、先端の部分は裂く。
②2.5㎝正方形の部分を裂き、強力ボンドで接着。
③接着して固定した後、縫い付け用の穴に強い糸を通し、縫い付ける。
これで、手作りの持ち手と市販の持ち手のバッグが出来上がりました。
手作りの持ち手のサイズは2.5㎝巾×45㎝、合皮シュリンク持ち手は2.5㎝巾×60㎝です。
表生地はキルティングした物なのでふわふわ感があり、感触も良いのでバッグを持った感じは、手になじむ感じです。
合皮シュリンク持ち手は、少し堅さを感じますが、バッグに物を入れたときは、安定感のある持ち心地になりそうです。
◎まだまだ作らないと・・😅
◎表と裏を楽しめる😀
◎スケッチブックが入る大きさ😁
◎肩に提げる😄
大人が使いたくなるトートバッグを考えて、バッグ作りに挑戦しました。
韓国製のヌビキルティングという生地を使いました。
生地と生地の間に化繊(?)が入り、7㎜の間隔で縫い目が入っているので布が重なれば、当然堅くなりミシンの針が通りにくいなど、生地の特徴がわからなくて、最初のうちは苦心・苦心・・でした。
でも、作品にしていくと、その生地の持つさらっとした肌触りなどに、心が満たされる感じになりました。
裏生地をにハワイアンキルト生地を使ったのは、ヌビキルティングがはっきりした色合いと言うよりもくすみ感のある物だったので、裏表を使うリバーシブルにしたいと思ったからです。
「今日は、なんだかパッとしたい気分」のときに使えるなど、多様性を持った物にしたいし、それが大人が使いたくなるトートバッグかな・・と。
全くシンプルなトートバッグです。
手に持ったときの生地に魅力を感じてもらえたら嬉しいです。