地域の人たちを対象に、小さな教室を開いて14、5年になります。
編物、織物などの各種目の講習を行っています。
つい先日、講習の模様を動画にして、Facebookに投稿したところコメントがありました。
Tomoko Kamiyama 手作りは、どうも苦手かも。でも、こういうのみると作りたくなります。。。😅
そうなんです。何かに取り組みたいと思っても、一歩を踏み出せなくて、もやもやの気持ちを抱えたままの人が多いんです。
あなたはいかがですか・・・?
手作りは、どうも苦手かも・・・なら、一緒に考えてみましょう。
今回は、私が独学でスキルアップしているクラフトテープ作品に、どのように取り組んでいるかを事例にします。
目次
1.小さな一歩でもいい
2.ネット検索や手芸店に行ってみる
3.まず、始めてみる
4.材料や作業工程の相性を知る
5.作る喜びを感じたら、次にチャレンジしてみる
6.作品を作り続けることがスキルアップにつながる
1.小さな一歩でもいい
私がクラフトテープを初めて手にしたのは、
「何か作りたいなぁ・・・」
と手芸店の棚に並ぶ様々な種類の材料を見ていた時です。
クラフトテープのキット・かわいい小犬の小物入れを手に取り
「あぁ、これなら作れるかも!!」
小さな一歩の踏み出しでした。
2.ネット検索や手芸店に行ってみる
手芸は苦手かも‥ でも、作ってみた…
まだ、どんな手作りの種類があるのか、教室に行かないと習得できない技術なのか、などの情報をお持ちでないなら、ネットで検索してみましょう。
これが作りたいといった作品がない場合は、ネット上で多くの手作り品の販売を行っている通販サイトを覗いて見ましょう。
多くの作家さんが出品していて、参考になる作品が見つかることでしょう。
参考までに通販サイトをご紹介します。
◆ Creema(クリーマ) ハンドメイドマーケットプレス クリエーターの作品が700万点。 直接売買できる日本最大級のマーケットプレス。
◆ minne 手作り・クラフト雑貨などの販売・購入が楽しめるハンドメイド通販サイト。1000万点以上の作品。
◆ iichi(イイチ) プロ・職人レベルのハンドメイド作品が多く並ぶハンドメイドマーケット。 65万点の作品。
◆ BASE(ベース) ネットショップ作成サービス。多くの作家さんが自分専用のネットショップを作り、販売しています。
一度、各サイトをサーフィンしてみてはいかがでしょうか?
多種・多様の手作り品があることを実感できると思います。
3.まず、始めてみる
ハンドメイド通販サイトで多くの手作り品を見て、いかがだったでしょうか?
これなら私でも作れるかも・・?
少し難しそうだけど、自分で作ってみたい!
などの作品は見つかりましたか?
自分一人では、絶対作れないと思った方は、講習を行っている教室に参加しましょう。
作ってみたいけど、教室に行って学ぶのはちょっと・・・
という方は、You Tubeやネット検索などで学びの場を探してみましょう。
今回のタイトルは『独学でもスキルが身につく方法』です。
タイトルに沿って、お話を進めることにしますと・・
You Tubeでも、ネット検索でもなく、独学で学びたいという選択には、
「まず、キットを使用して作ってみる」
をお薦めします。
楽天市場やamazon、各販売会社のホームページなどを訪問すると、商品販売と一緒に、その商品を使ったキットが販売されています。
その中から、選んでチャレンジしましょう。
4.材料や作業工程の相性を知る
一口に「手作り品」といっても、多種多様に渡っています。
木や粘土・生地・毛糸・クラフトテープ・ビーズ・糸・・・
これらの中から材料として選ぶわけですが、私たちはこれらの手触りに、気持ちが揺らぐことが多くあります。
毛糸を持った手の感触が、あまり好きではないということになれば、セーターを編みたいと思っても、作業工程で楽しさ半減といった状態になることでしょう。
そこで、作りたい作品が決まったら、キットを探し、まず、キットで制作してみましょう。
その材料から感じる感触の良さや、出来上がった作品の雰囲気が好きだといったことであれば、制作意欲が持続することは間違いありません。
しかも、キットはその作品に応じた材料が組まれ、無駄なく使い切る量になっています。
ですから、適切な価格設定になっています。
もし万が一、購入したけれど、あまり作る気になれない、ということにになっても、それほど、大きな損失にはならないことでしょう。
最初は、低価格の小さい商品で始めれば、大きな後悔はしなくて済むと思います。
5.作る喜びを感じたら、次にチャレンジしてみる
一つのキットでチャレンジした作品は、どういう結果をあなたにもたらしてくれるでしょうか?
あ、やっぱり私には無理!!
ああ、世界で一つの私だけの作品ができた!
どちらでしょうか?
もし、作る喜びを感じることができたなら、大きな満足感と喜びを手にしたということになるでしょう。
私の場合がそうでしたから・・
私の手作り人生の始まりでした。
私の作品作りをgooblogに投稿しましたので、転載しますので、ご覧ください。
おうち時間が長く、ネット関係の学びを始めたこともあり、作品作りをすっかり忘れた状態に・・・
おうち時間に抑圧されて、心が満たされない状態になっていることに気づきました。
「なぜかなぁ・・」
あぁ、このところ物づくりをしていないな・・
何かを作り上げて、心が満たされる状態にないから、元気も出ない・・
そこで、久しぶりにクラフトテープを出してきて、カゴを作りました。
その様子をおしゃべりします。
楽天市場 紙バンド(クラフトバンド・クラフトテープ) 50m ベーシック「ブラウン系」
材料に使うクラフトテープ50m巻きです。
材料
●クラフトテープ12本取り 50m (本体に使うベースカラー)
●ポイントカラー12本取り 150㎝ (飾りと縁ひもに使うポイントカラー)
テープをカットします。
●底用(ベースカラー)
①12本取り 90㎝×9本(横ひも)
②12本取り 40㎝×8本(横ひも)
③12本取り 25㎝×2本(補強用)
④12本取り 75㎝×15本(縦ひも)
●側面用編みひも(ベースカラー)
⑤12本取り 約136㎝×13本
●縁ひも
⑥12本取り 136㎝×2本
●飾り用(ポイントカラー)
⑦2本取り 150㎝×4本 ※12本取りから裂いて使います。
●取っ手用(ベースカラー)
⑧12本取り 45㎝×2本
●取っ手飾り用(ポイントカラー)
⑨2本取り 65㎝×2本 ※12本取りから裂いて使います。
底面を編みます。
1)横ひも90㎝と④縦ひも75㎝を十字に重ねて中心をボンドで貼ります。
2)①のひもの上下に12本取りのひもの幅を開けて、中心を合わせて①のひもを上側に4本、下側に4本貼ります。
3)裏返して②横ひもを①のひもと交互に貼ります。
4) ③の25㎝の補強用2本を②の40㎝のテープに両端に貼ります。
5)裏返して4)で貼った補強用ひもに重ねるように④75㎝縦ひもをボンドで 貼ります。
6)残りの④75㎝のひもを互い違いに編みます。
7)①の横ひもと重なる部分をボンドで貼ります。
底面のでき上がりです。
8)③の補強用ひもが貼ってある面を上にして縦ひもを直角になるように立ち上げます。
9)⑤側面用編みひも(136㎝)を縦ひもに対して交互に編みます。
10)9)で1周編んだひもの最初と最後の端を重ねてのり代(2㎝)を決めて残りのひもはカットします。
11)2段目以降は編み始めの位置をずらして、縦ひもに対して交互に編みます。
12)13段編み終わったら4ヶ所の角を直角になるようにきちんと折ります。
13)13段編み上げた後、縦ひもを横ひもに被せるように様に折り曲げます。
14)表に折り曲げた縦ひもを3段目の編みひもの裏に差し込みます。余分な長さは隠れる位置でカットします。
15)裏に折り曲げた縦ひもを3段目の編みひもに隠し、余分な長さのひもはカットします。
全部折り込むとこんな感じになります。
16)⑥縁ひもを外側に貼ります。1周したら1㎝重ねてボンドで貼ります。
17)⑥縁ひもを内側に貼り、1周したら1㎝重ねてボンドで貼ります。
18)⑦飾り用ひもで飾りを編みます。
19)飾りひもは縦ひもに斜めになるように巻いていきます。長さが足りないので途中でつなぎます。巻き終わりは余分なひもを切って、縁ひもの間に先端にボンドをつけて差し込み、固定します。
20)残りの⑦の飾りひもで、反対向きに巻いていきます。
21)4ヶ所の角をきちんと折って、バスケットの出来上がりです。
22)⑧取っ手用45㎝で取っ手を付けます。バンドを通す位置は側面の上から3本目、角右から3本目、角左から3本目に通して輪になるように端をボンドで貼ります。
23)22)で付けた取っ手の重なりに飾りを巻きます。中心から右に2㎝の位置から巻き始めます。4㎝ほど巻いたらひもを1㎝ほど残して切り、先端にボンドを付けて取っ手に挟み込んで留めます。
24)23)と同様に反対側にも取っ手をつけて、出来上がりです。
底面と側面も見てみましょう!
完成しました!!
6.作品を作り続けることがスキルアップにつながる
今日の作品は、下記に紹介していますキットを利用して作りました。
大きい作品を紹介していますが、私が最初に作った作品は、うさぎの小さな小物入れでした。
ウサギの小物入れ
初めて作った作品です。
編み図を見て作りました。
クラフトテープを使った作品を、作るのは初めてでしたが、試行錯誤しながらも出来上がりました。
作品自体も可愛いし、一人で作り上げたことにも感激でした。
次は小犬の小物入れ、丸カゴ、プチかごなど・・
次第に大きいものになっていきましたが、テープが形になっていくのが楽しくて、たくさん作りました。
作りたいと希望される方に、ワークショップを開催するなど、制作範囲が広くなっていきました。
まさに独学でもスキルが身につくことを実感しています。
物づくりは材料から探すのは大変とお考えでしたら、
「まず、作ってみよう・・」
の動機でキットから始めてみるのもありです。
お勧めします!😀
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