マフラーと一言で表現しても、素材や技法など多種類に分けることが出来ます。
それでも、出来上がってみれば、首回りを暖かくし、おしゃれにもしてくれます。
どのように制作したものであっても、その機能は私たちにとって、とても嬉しいグッズの一つです。
ここでは、多くの技法の中から機織りの技術で作成する方法を見ていきましょう。
目次
●マフラーを織機で作る
●織り方を知って、作る
●素材の選び方
●サイズと織柄を決めて織り始める
●グレンチェックの柄でマフラーを作ろう
マフラーを織り機で作る
マフラーを織り機で作ることにしました。
私が使う織機は、卓上オープンリードというコンパクトな織機です。
卓上オープンリード
織物を始めたい方にお勧めの、卓上に置き、座って作業が出来る、織機です。手芸店や大型ホームセンターなどで購入できます。ネット通販を利用すると、大きさや価格を判断して選べて、便利です。
この織機は、机上に置いて、座って織ることが出来るサイズですので、立ち仕事のような疲れは感じなくて済みます。
さらに、コンパクトなので、織り糸を外し、作成が終了しましたら、かたずける位置に整理すると、机は、そのまま使うことができます。
初めて購入するときには、セット買いがお勧めです。
このセットの中には、30羽ソウコウがセットされています。
最も使用頻度が高いのが30羽ソウコウですが、糸の大きさによって20、40、50羽のソウコウも必要になります。
でも、すぐに各サイズのソウコウを揃えなくて良いと判断します。
織り方の全般を知って作る
近くに手織り教室があるなら、講習を受けられることをお勧めします。
もし、教室で講習を受けることができるなら、必要な道具などは聞くことが出来て、心配ありませんね。
近くに教室がない方も、諦める必要はありません。
教科書にしても良いと判断する本を、紹介しますので、お手元に置いてください。
織り方の全般を眺めることができます。
素材の選び方
手織り教室を受講されるときは、講師によっては、初級から中級・上級までの認定コースをすすめられることでしょう。
そうであれば、教材がキッドになって手元に届きますので、自分で素材を選ぶ必要はありません。
この教材で、受講している間に、各種の技法とそれに適した素材を知ることが出来ます。
もし、独学で少しでも織れるようになりたい方であれば、目的によって、使うソウコウの種類と糸の大きさを理解しておく必要があります。
基礎理解としては
20羽ソウコウに使う糸の大きさ:太い (極太・超極太)
30羽ソウコウに使う糸の大きさ:並太 (並太・合太)
40羽ソウコウに使う糸の大きさ:中細 (中細・合細)
50羽ソウコウに使う糸の大きさ:細い (極細・超極細)
それぞれの糸の種類も、仕上げる物によっては30羽ソウコウに適する糸を、40羽ソウコウで使うこともできます。
シルクなどの糸は、50羽ソウコウで織りますが、糸が細くて織り上げるのに労力が必要になりますから、太めの糸を30羽ソウコウで仕上げる方が、楽しく作業が出来ると思います。
ソウコウの種類は10㎝当たりに通す縦糸の数で分けられています。
20羽ソウコウ:縦糸20本/10㎝
30羽ソウコウ:縦糸30本/10㎝
40羽ソウコウ:縦糸40本/10㎝
50羽ソウコウ:縦糸50本/10㎝
織物に使える糸は、編物用の糸と同じでも構いません。
縦糸にモヘアを使ってしまうと、糸が絡まってソウコウが動かなくなります。横糸に使用することはできますが、織り直したいときに、なかなかほどけませんので、注意して使った方が良いということになります。
各種ソウコウと使用する糸は、出来上がりのサイズや作品の雰囲気に影響しますので、適正に選択しましょう。
サイズと織柄を決めて織り始める
先ず、出来上がりの寸法を決めます。
基本的なマフラーのサイズは、幅15㎝×長さ140㎝となります。
首に一巻きして、前で重ねる長さです。
この長さを元に、首を二巻きする長さなどを決めていきます。
この基本のサイズのマフラーを作るときの糸の量を算出してみましょう。
両端の房の長さを除いた本体の長さを140㎝とするならゆとりの長さを加えて、縦糸の長さを200㎝にします。
幅を15㎝にするのであれば、30羽ソウコウ使用で、10㎝に通す縦糸は30本ですから、15㎝幅には、45本の縦糸を通します。
これで縦糸の数は、45本、縦糸の長さは200㎝と決まりました。
縦糸総本数45本×1本の縦糸の長さ200㎝=9000㎝(90m)の計算で縦糸の使用量が算出できます。
横糸は、1㎝に織る段数で算出します。
例えば、横糸の密度が約2段/1㎝だとします。
本体の長さは140㎝ですから、2段×140㎝=280段の計算で総段数が出ます。
横糸に使用する糸は幅15㎝×280段=4200㎝(42m)となります。
用意する糸は、総数量が9000㎝+4200㎝=13200㎝となります。
使いたい毛糸の1玉のm数が50mだと仮定すると13200㎝(132m)÷50mですから、毛糸は3玉を準備することになります。
さらに織り柄については多くの絵柄があります。
この話題は、初めての方にしている情報提供ですから、初めてでも楽しく、満足していただける基本の織り、平織をお勧めします。
平織は、縦糸と横糸、毛糸の色合いなどを決めていただいたら、ただ、ひたすらに織っていただいて、出来上がる技法です。
現在では、素敵な素材、染め、グラデーションなどの色合いで作られた毛糸やサマーヤーンが織り糸として使えますので、平織で仕上げたマフラーでも、素敵な出来栄えです。
織物に魅了されましたら、多くの技法の習得意欲が湧くことでしょう!!
グレンチェックの柄でマフラーを作ろう
先ずは、平織での作品作りをお勧めしました。
私は、織物を始めて10年程になりましたので、ちょっと技法を使ってマフラーを作りましたので紹介します。
普遍的に好まれているるグレンチェック柄のマフラーを織りました。
その制作の様子は、私のブログで話題にしましたので、ブログを開いていただければ嬉しいです。
私のブログです。リンクを貼りました。
チェック柄には、グレンチェックやタータンチェックなど、いろいろな種類がありますが、今回は、11月が誕生日の息子にプレゼントとして、グレンチェック柄を選びました。
秋冬のファッションによく使われる柄です。
グレンチェックは、織物の定番のデザインである千鳥格子をモチーフに、細かい格子を組み合わせて織り上げたチェック柄です。
この作品は、黒と白、グレー、薄茶の4色で柄を出しましたが、白が基本色になり、グレーと薄茶色の中間色との差がはっきりしない結果になりました。
黒を基本色にすると、もう少し落ち着いたチェック柄のマフラーに、織り上がったことでしょう。
◆基本柄 千鳥格子のマフラー
さあ、先ずは平織りのマフラーを1本作ってみましょう!!
きっと、織物の楽しさを満喫していただけるでしょう。
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